お気に入りの服なのにいつの間にか付いてしまった油じみ。
白シャツの気になる黄ばみ。
子供が真っ黒にして帰ったズボンの泥汚れ。
これらの汚れは普通の洗濯ではどうしても落ちないですよね。
そこで「万能クリーナー」とも呼ばれるオキシクリーンを愛用している方も多いと思います。
オキシクリーンは酸素系粉末漂白剤で、染料を脱色しにくく汚れのみを落とすので、色柄ものの漂白にも使えます。
そしていざつけ置き洗いをしてみると、お水が黒~く濁ってるなんてことも。
この黒い水って汚れ?それとも色柄ものが脱色してしまったのか。
オキシクリーンを使った正しい洗濯方法を紹介するとともに、この「黒い水」の正体やなかなか落ちない匂いについて、考察していきます。
なお、色落ちして色移りしてしまった!そんな時はクリーニングに出してみましょう。
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オキシにつけても色落ちしてるだけ⁉︎正しい使い方や時間とは
それでは、オキシクリーンを使ってTシャツをきれいに洗濯する方法を確認していきましょう。
オキシクリーンには洗剤成分が入っているので、そのまま洗濯機で洗ってもいいのですが、やはり効果を発揮するのは「オキシづけ」です。
以下のものを用意します。
- 汚れが気になるTシャツ
- オキシクリーン:30g
- お湯(40℃~60℃):4L
- バケツ
- ゴム手袋
まずTシャツをつけ置きするための液を作ります。
バケツに、オキシクリーン30gを入れます。
そこに40℃~60℃のお湯を4Lほど入れます。
私はお風呂場でシャワーから直接お湯を注ぎます。
そうするとオキシクリーンがブクブクと泡立って、ゴム手袋をした手で軽く混ぜるだけで、しっかりと溶け残りなくお湯と混ぜることができます。
ちなみに、この時ブクブクと泡立つのはオキシクリーンの主成分が過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムであるからです。
過炭酸ナトリウムは、水に溶かすと炭酸ソーダと水、酸素に分解されます。
さらに炭酸ナトリウムも生分解(化合物が無機物に分解されること)するため、人体にも環境にもとても優しいです。
そしていよいよTシャツをつけます。
オキシクリーンは酸素系漂白剤なので色柄ものでも使えるのですが、色柄ものをつける時は緊張しますね。
つけ置き時間はメーカー推奨なのは20分~6時間ほど。
幅が広いですね。
普通の黄ばみや食べ物による油汚れだと、私は1時間程度つけ置きします。
子供がつけた泥汚れの場合は、先にできるかぎり泥を払い落とし、その後2~3時間ほどつけ置きします。
ただし、色柄ものは15分くらいから異常がないか様子をみながらつけ置きしています。
プラスチックやビニールなどの装飾がついたものはやめたほうが無難です。
つけ置きが終わったら、流水で流し軽く絞って、普段通りに洗濯機で洗います。
つけ置きが終わった時に水が黒っぽくなっていて驚くんですよね。
つけていたオキシ液ごと洗濯機に入れても問題ないのですが、黒っぽい色が出ている時は私は気持ち悪いので、流水で流します。
ゴシゴシこすったりする手間がまったくないので、とても簡単です。
オキシクリーンにつけると黒い水が!?汚れ?色落ち?その正体を徹底解説!
以上がオキシクリーンを使った正しい洗濯方法なのですが、つけ置きした際に出る「黒い水」。
この正体は何なのか検証していきましょう。
白地に黒のプリントTシャツ
まず普通の白地に黒のプリントTシャツをオキシづけで洗濯してみました。
すると黒とまではいきませんが茶色っぽい水が出ました。
しっかり乾かしてから状態を観察してみます。
気になっていた首周りの黄ばみはかなりとれて白くきれいになっています。
肝心なプリント部分も、それほど色落ちしたようには感じません。
このTシャツを1回着た後、もう一度オキシづけで洗濯してみました。
すると今回はほとんど水が濁りませんでした。
洗い上がりも前回とほぼ同じ状態。
この場合は茶色く濁った水の正体は「汚れ」だったということでしょう。
黒のプリントTシャツと濃い目の青のTシャツ
次に、黒のプリントTシャツと濃い目の青のTシャツをオキシづけで洗濯してみました。
するとけっこう黒っぽい水が出ました。
しっかりと乾かし状態を観察してみます。
黒のTシャツはそれほど変化は感じられないのですが、こころもち色が薄くなったように見えました。
そして濃い目の青のTシャツですが、こちらは明らかに脱色した様子で、よく見ると色むらができているところがありました。
この場合は「黒い水」の正体は「脱色」だったことになります。
やはり酸素系漂白剤でも、極端に色の濃いものは脱色の恐れがあるのでやめたほうがいいと思います。
普通の薄い色、特に汚れが目立ってしまうような白色系のものは遜色なくきれいに仕上げることができるので、服の色と汚れの強さで自分で判断して洗濯方法を選ぶのが一番大事だと思います。
ちなみに、今回の検証とは関係ないのですが、長年洗っていなかった座布団カバーをオキシづけで洗った時には黒い水が出ました。
これは明らかに長い間蓄積した皮脂汚れや油汚れの色だと思い、ぞっとしました。
Tシャツをオキシ漬けするとあの嫌な匂いも簡単に落ちる!その方法とリスクとは?
さて、頑固な汚れをきれいに落としてくれるオキシクリーンなのですが、匂いについてはどうでしょう。
オキシクリーンに含まれる過炭酸ナトリウムから発生する活性酸素は消臭効果もあり、「生乾き臭」を消してくれます。
洗濯機を回した後干し忘れてしまったときなどに醸成される、あのなんとも不快な匂い。
しかも一度ついたが最後いくら洗ってもなかなか取れないんですよね。
しっかり乾かすとそれほど臭く感じなくなるのですが、濡れるとまた復活するあの生乾き臭。
本当にしつこいです。
部屋干し用洗剤も使ってみましたが、新規の匂いはつきにくい気がするものの、すでについてしまった匂いには効果がない様子。
また、繰り返し洗って使うキッチンの布巾類も匂い問題は付きものです。
こういった悩みもオキシづけで洗濯することで驚くほどなくなります。
洗濯方法は先ほどのTシャツのオキシづけと一緒です。
40℃~60℃のお湯をオキシクリーンの入ったバケツに入れ、匂いの気になるものを1時間ほどつけ置きます。
そのあとは流して軽く絞って洗濯機へ。
これだけであのしつこい生乾き臭が消えてなくなります。
最初は私も半信半疑でしたが、洗い上がったものを使ってみてびっくりです。
それからは、梅雨時などの匂いが発生しそうだなぁと思う時には事前の対策として、いつものお洗濯にキャップ1杯のオキシクリーンを入れて洗濯しています。
これで本当に匂い問題からは解消されました。
オキシクリーンは普通の洗濯洗剤と混ぜて使うことが可能です。
ただし、1点だけ注意を。
オキシクリーンは酸素系漂白剤なので、塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生してしまいます。
洗濯洗剤においても粉末洗剤は漂白剤入りのものがあるためよく注意し、漂白剤の入っていない液体洗剤を使うことを忘れないようにしましょう。
まとめ
つけ置き洗いすだけでお手軽に衣類のシミ・汚れを漂白し、その上消臭効果も非常に高いオキシクリーン。
今回は色落ちについても検証しましたが、洗濯方法をきちんと選ぶことで、驚くほどの高パフォーマンスを見せてくれます。
過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムが主成分なので環境にも人にも優しいですし、ぜひ一家にひとつ常備して、楽しみながらお洗濯の質を向上してみてはいかがでしょうか。
なお、色落ちして色移りしてしまった!そんな時はクリーニングに出してみましょう。
落としにくい色移りにはネクシーがおすすめです。
ネクシーはプロによる最先端なシミ抜き技術を導入している上、色移りに適したオプション加工も揃っています。ネクシーなら頑固な色移りだけでなく、デリケート素材の色移りでも安心してお任せできます。
\\色移りしてしまった時にはネクシー!!//
家事をもっと楽しく、家族みんなの笑顔が増えることを願っています。
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