アルミ素材のもの、変色しますよね。
使っているうちに黒くなった、漂白剤に浸けて洗った、食洗機で洗ったら白くなった、などの経験者は多いことでしょう。
黒くなっても白くなっても方法は同じです。
使うのは酸性の製品や食材。
そんな物でもとに戻るの?とちょっと疑惑の目になった、あなた!鋭い! です。
黒くなったり白くなったりした部分を目立たなくすることはできても、完璧にもとに戻す、となると難しいらしいのです。
変色の程度、どれくらいの範囲にわたっているか、など状況はみんな違いますしね。
今回は、変色したアルミ製品をもとに戻す方法をご紹介します。
特にアルミの換気扇に関しては、シルバーNという商品がおすすめです!
\\圧倒的な洗浄力!//
成功例も多いようなので、試してみる価値はありそうです。
アルミの変色を戻す方法を紹介
アルミは空気に触れると酸化して、酸化被膜が作られます。
これはアルミを保護してくれるものですが、強度が弱いのが欠点です。
なので、アルミ製品は強度を強くするために、人工的にアルマイト加工がされています。
それでも酸性、アルカリ性には弱いのです。
弱アルカリ性の洗剤でも変色してしまいます。
アルミが変色してしまったら?
基本的には、もとには戻せないと思ったほうがよさそうです。
研磨して落とさない限り、きれいにはならないとか。
目立たなくするために洗う時は、食器用の中性洗剤を溶かしたお湯に布巾を浸し、こすらずに優しく拭き取ってください。
これはやらないほうがいいのですが、どうしても弱酸性の重曹を使いたい時は、薄く希釈して、浸け置き時間を短くしてくださいね。
スチールウールたわしなどでも一定方向に優しくこすることで、変色部分を目立たなくすることはできるそうです。
鍋などが変色してしまったらどうすればいいの?
鍋などが変色してしまった場合は、酸性のものを用意してください!!
お酢、レモン、りんご、梅干し、赤・白ワイン、クエン酸などです。
ここでは、お酢を使った方法をご紹介します。
- お酢を入れて煮立たせてから弱火で20分くらい煮る。
- あまり黒ずみが取れていない時は、次に顆粒のクエン酸を使ってみましょう。
水が減っている時は水を足し、クエン酸は小さじ1程度で15分程度煮立たせるときれいに取れるそうです。 - きれいになっても、そのまま放置はダメです。
すぐに米のとぎ汁を10分から15分ほど煮沸しましょう。
「3」を定期的にやると、黒ずみ防止効果が期待できるそうです。
アルミの換気扇のフィルターの黒ずみは?
アルミの換気扇のフィルターの黒ずみは、エアコン洗浄に使われる「シルバーN」という洗剤を使います。
- 浸け置きできるサイズのプラスチックの容器に入れて、水をひたひたになるまで入れる。
お湯も入れられますが反応が早く起きます。
その場を離れずに注意深く見ていてください。
適宜洗い流すこともお忘れなく。 - 「シルバーN」を入れる。
- アルミ製品が発泡。
状態を見ながら表面を柔らかいナイロンたわしでなでる。
アルミを食洗機で洗ったら変色する!? もとに戻す方法
うっかりやってしまいがちな失敗ですよね。
アルミに食洗機用洗剤は、アルカリ性なので使ってはダメ!同じように、漂白剤もダメです。
塩素系、酸素系、どちらも金属には使用できないことになっています。
塩素系を使うとさびてしまい、白い粉がついたような状態になります。
「うっかり食洗機で洗ったら変色した!」少しであれば修復の可能性はあるようです。
方法は、アルカリ性に傾いたアルミを酸性に戻すことです。
この場合も、黒ずみをもとに戻す時の方法と同じです。
酸性の食材を使った方法を紹介します。
- お酢やレモン汁で洗う。
- リンゴやレモン、オレンジの皮などを入れて10分から15分ほど煮立たせる。
別の方法としては、耐水ペーパーを使う方法も。
多少傷がついてしまうかもしれませんが、黒ずみは取れるようです。
ただ、長い間食洗機で洗ったことで変色した場合は、修復は無理かもしれません。
アルミの変色を戻す方法 白くなってしまった時
お掃除に重宝する重曹。
でもアルミ製のお弁当箱や鍋を重曹で洗ってしまうと白くなります。
摩擦によって、アルミを保護している被膜が剥がれてしまい、水酸化アルミニウムという成分になります。
白っぽいさびの正体は、これです。
この場合も、黒ずみを取る方法と同様に、酸性の食材や製品を使います。
2つの方法をご紹介します。
1.お酢やレモン汁で洗う
お酢やレモン汁を使う方法で、お酢やレモン汁で洗います。
変色した部分が落ちたら、お米のとぎ汁と野菜の切れ端を煮た汁にくぐらせます。
色が落ちたら、被膜を回復させることが必要です。
2.クエン酸を溶かしたお湯を沸騰させ、弁当箱をくぐらせる
クエン酸を使う方法で、クエン酸を溶かしたお湯を沸騰させ、弁当箱をくぐらせます。
他にアルミが白くなってしまう例として、アルミサッシがあります。
これは結露や埃がアルミと化学反応を起こし、腐食性水溶液を作るからです。
これがアルミの表面をだんだんと腐食させていく原因になります。
白く変色したアルミを取り除くには、方法が2つあります。
1.アルミ用有機酸洗浄剤を使う
アルミ用有機酸洗浄剤を使う方法です。
- 成分は乳酸ですが酸性の薬品なので、手袋を着用すること。
- ゴミなどを取り除いたら洗浄剤をこするように塗り、スポンジを使って水で十分に洗い流す。
- 汚れが落ちたのを確認してから、フッ素コートを塗る。
2.技術が必要な方法
技術が必要な方法です。
- 紙やヤスリで白い部分を削る
- アルミ用のさび止め剤を塗る。
- サッシと似た色の塗装をする。
技術が必要な方法なので、業者さんにお願いするのが無難のようです。
DIYの腕に自信がある方は、試してみてもいいかもしれません。
まとめ
アルミの変色を取り除く方法をご紹介しました。
変色の程度や経年劣化などの条件があるので、やってみたからと言ってきれいになる保証はないようです。
何度も使っていれば、どうしても黒ずみは出てきてしまいますしね。
そうなる前の黒ずみ予防をまとめてみましたので参考にしてみてください。
①酸性やアルカリ性の高い食品を使わない。
こんにゃく、生のラーメン、卵、重曹などです。
ラーメンにはかんすいが含まれています。
かんすいは炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸系カリウム塩、ナトリウム塩、などが含まれるアルカリ性水溶液です。
アルミ鍋でラーメンを作ってしまうと黒ずんでしまうのはこのためですね。
卵は、殻の成分に炭酸カルシウムというアルカリ性の成分が含まれているそうです。
酸性やアルカリ性の高い食品を使わないこと。
これが黒ずみ予防になります。
②アルカリ性洗剤は使わない。
食洗機用洗剤や漂白剤などは使わず、食器用の中性洗剤を使いましょう。
たわしやクレンザーなどを使ってしまうとアルミの表面の酸化被膜を傷つけてしまい、アルミが露出してしまいます。
さびの原因になってしまうので、柔らかいスポンジを使いましょう。
③継ぎ足しでお湯を沸かさない。
水を沸騰させると、アルカリ性が強くなります。
水の継ぎ足しはやめましょう。
④作った料理は鍋に入れておかない。
酸化の原因になるので、作った料理はすぐに取り出して鍋を空にしましょう。
⑤空焚き禁止。
高温で長時間熱してしまうとヒビが入ってしまいます。
気をつけましょう。
熱伝導がよく、軽くて使い勝手がよいアルミ製の鍋やアルミ製の製品。
金属なのに、以外にも繊細ですね。
アルミ鍋など、これからも長く使っていけるように、黒ずみ予防のお手入れを定期的にするのがよさそうです。
新しいアルミ鍋などを買った場合は、使う前に米のとぎ汁と野菜の切れ端で煮沸しておくといいかもしれません。
またアルミの換気扇に関しては、シルバーNという商品がおすすめです!
\\圧倒的な洗浄力!//
最後に、ダメなものはダメなので、その時は諦めて新しいのを買ってください。
コメント