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色落ちした服の復活方法を伝授!クリーニングで色あせは復活するか検証

生活関連

あなたは、「お気に入りの服が色落ちしてしまった」なんて経験ありませんか?

「なんでもっと大事に扱わなかったんだ!」
「この服高かったのに…」
「部屋着にするしかないのかな?」

と、あきらめてしまっていませんか?

でも、原因はどうあれ、服が色落ちしたままなのは悲しいですよね。

それがお気に入りだったらなおさらです。

そこで今回は、色落ちしてしまった服を修復する方法を紹介します。

  • 色落ちした服が黒の場合油性マジックはあり?
  • 漂白剤で色落ちしたら修復ペンで染め直そう
  • 色落ちした服の修復が頼めるクリーニングを探そう
  • 色落ちを防ぐためにできること 

色落ちの原因から、自力で修復できる方法もあわせてご紹介します。

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色落ちした服が黒の場合油性マジックはあり?

「漂白剤で色落ちしても、黒い服なら油性マジックで塗りつぶせばいいんじゃないか?」と思った方もいるかもしれません。

確かに黒い服の場合は色落ちが目立たなくなりますが、洗濯していくうちに塗りつぶした部分が薄くなってしまいます。

マジックの色と服の色が若干違う場合もありますね。

そういった違いは塗るまでわからないものです。

これらのことから、服を油性マジックで修復する場合は自己責任でお願いします。 

衣服の色落ちの原因は?

まず、なぜ色落ちが起こってしまうのでしょうか。

それをつきとめるために、色落ちの原因を整理しましょう。

服の色落ちには大まかに分けて3つのパターンがあります。

  • 紫外線による日焼け
  • 汗がついたまま放置する
  • 漂白剤や洗剤の相性
  • 排気ガスや防虫剤との化学反応

紫外線による日焼け

日光の下で長い間服を着続けたり、長期間に渡って放置しておくと、服が「日焼け」して衣服の色が失われることがあります。

これは紫外線によって衣服の染料が劣化してしまい、色が落ちたように変色してしまうことが原因です。

特に化学繊維を使用した衣服は紫外線によって色の劣化が起こりやすい傾向があるので、保管の際には直射日光が当たらないよう注意しましょう。

また、照り返しや蛍光灯によっても同じ現象が起こりますから、室内だからといって油断しないようにしましょう。

汗がついたまま放置する

汗がついた服をそのまま放置すると、汗に含まれる水分や塩化ナトリウム、尿素などの成分が染料を分解してしまいます。

漂白剤や洗剤の相性

日常的に使用している洗剤が衣服に合わない場合も、色落ちを起こすことがあります。

  • 色落ちしやすい服を洗濯する際に漂白剤を入れてしまう
  • 漂白剤を含んでいる洗剤を使用してしまう
  • 洗浄力の強い弱アルカリ性洗剤を使用していた

などはよくあるケースです。

漂白剤や脱色の可能性のある薬品を使用する際には、使用する際に服に付けてしまわないよう気をつけることが大事です。

排気ガスや防虫剤との化学反応

詳しい説明は省きますが、排気ガス(酸化窒素ガス)が染料と反応して、分解されてしまいます。

この酸化窒素ガスはストーブを使用する際にも発生するので注意しましょう。

また、異なる種類の防虫剤を使用していると、発生したガス同士が化学反応を起こし、色あせにつながることがあります。

漂白剤で色落ちしたら修復ペンで染め直そう

うっかり塩素系漂白剤を服につけてしまって色落ちしたり、変色してしまったということもあるでしょう。

筆者も経験があります。

特に紺や黒などの服はオレンジ色に変色してかなり気味が悪いです。

そんなときは、布用の染色ペンを使いましょう。

漂白剤による色落ちも修復することができます。

使い方は、色落ちしてしまった場所に塗るだけです。

ちょっとの変色や色落ちならほとんど元通りにすることができます。

耐水性にも優れているので洗濯しても大丈夫です。

手芸店や100均、通販でも入手できます。

ただ、変色や色落ちの規模によっては布用染色ペンでは修復できない場合もあるのでご注意を。

修復ペンでカバーしきれない場合は、衣服用の染料で染めるという方法があります。 

まずは市販の染料を購入します。

有名なもので言えば「ダイロン」です。

アマゾンでも購入できますよ。

染料には「繊維〇〇グラムにつき1袋」など分量が記されています。

染め直したい服の量に合わせて購入する数を調節しましょう。

衣服用の染料で染めるという方法

衣服用の染料で染めるという方法を紹介します。

①染料を溶かす

ダイロン1袋につき250gまでの繊維が染まるようになっており、どの程度染めるかによっても調整が必要になります。

1袋を使う場合は、ボウルに40℃のお湯500mlと染料を入れて、溶け残しがないようにしっかりかき混ぜます。

泡立て器を使うと早くできます。

このとき、ボウルはステンレスかアルミ製がよいです。

プラスチック製だと、ボウルが染料の色に染まってしまいます。

②お湯に塩と染料を加える

カラー剤によっては染める時に塩も必要になります。

大きめのバケツを用意し、40℃のお湯6ℓに250gの塩を加え、そこに溶かした染料液を加えてよくかき混ぜます。

③服を入れて染める

染めたい服をバケツの中に入れて染料を染み込ませます。

服はムラが出ないように広げて入れてください。

そして、15~20分はかき混ぜながら服に染料を染み込ませていきます。

ゴム手袋をして両手でしっかりと混ぜるのがコツです。

④30分放置

放置とはいっても、完全に放置してしまうとムラができてしまいます。

時々かき混ぜたほうがよいでしょう。

⑤水洗い

お湯か水で、余分な染料を落とすために10回ほどすすぎます。

すすいだ水から色がなくなるまで繰り返してください。

⑥洗濯機で洗う

最後の仕上げです。

まだ染めたばかりの状態なので色移りする可能性があります。

他の服は入れないでください。

脱水まで行った後は陰干しして、乾けば完了です。

漂白による色落ちの場合に衣服用の染料で染めるという方法

漂白による色落ちの場合は、少し手順が異なります。

①漂白剤の成分を落とす

まずは漂白した服を洗って、漂白成分をできる限り落とす事が大切です。

これは、漂白成分が残っているときれいに染まらないからです。

洗った後は軽く脱水し濡れた状態のままにしておきます。

②染料を溶かす

使用する分の染料と40~50℃のお湯をボウルに入れ、染料の溶け残りが無いようにしっかりとかき混ぜます。

③お湯に塩と染料を加える

バケツなどに40~50℃のお湯を入れ、塩を溶かします。

さらに準備した染料液を加えます。

④服を入れて染める

色落ちした服を濡れたままの状態で染料液に入れ、全体が浸かるように浸け込んだ後は1時間放置します。

ムラが出来ないよう、時々混ぜましょう。

⑤水洗い

服を染めた後は染料液を捨て、水と洗剤を入れて染料が完全に出なくなるまで洗ってすすぎます。

⑥水洗い後に干す

染料が出なくなるまで丁寧にすすぎます。

水が透明になれば脱水し、陰干しして乾燥させれば完了です。

必要な費用は1,000円前後、期間は1~3日ほどです。

色落ちした服の修復が頼めるクリーニングを探そう

さて、ここまで自宅で色落ちを治す方法について解説してきました。

でも、手順が長いし、必要な道具も多いし、ムラがないように程よく混ぜないといけないし、、、

正直、できればやりたくないと思うくらいにはめんどくさいですよね。

それに、単色で染められない服の場合は、先ほど紹介した方法は使えません。

また、いくら安く済むからといって、うまく染められるかどうかも不安が残ります。

大事な服で失敗したくないですよね。

というわけで、多少お値段は張りますが、大事な服やお気に入りの服だけでも、専門の業者にやってもらうほうが安心ではないでしょうか。

クリーニング店であれば、自宅で染めるのと違って、いくつかのオプションを選ぶことができます。

大きく分けて以下の4つです。

①単色カラー

黒・紺などの色が濃い服を染めるのに最適です。

費用も安く済みますが、あまり汎用性はありません。

思い通りの色にならないこともあります。

②オリジナルカラー

衣服ごとに染料を調節し、もとの服の色に近づけることができます。

特に大事な服を染めるときに選びましょう。

③カラーチェンジ

色落ちがひどい場合に、もとの色と異なる色で染めます。

色を変えたい場合もこのオプションを選びましょう。

④補色

革製品の色落ちを修復するときに使います。

では、ここからは色落ちを修復してくれるクリーニング店をいくつかご紹介します。

このご時世ですから、できるだけ家から出る必要のない宅配クリーニングを主に紹介します。

先にことわっておきますが、色落ちの程度によっては必ずしもあなたの思うように元通りにならないこともあります。

トラブル回避のため、依頼する前にその点はしっかり確認しておきましょう。

色落ちを修復してくれるクリーニング店

①ランドリーバスケット

ランドリーバスケットの特殊シミ抜き「匠の工房」では、国家資格を持った職人が、衣服の状態や素材の特性などから総合的に判断して、丁寧に色補正をしてくれます。

料金は、クリーニング料金が1着1,000円に、色補正の料金を足した分が合計金額になります。

色補正を行ってくれる宅配クリーニングの中ではトップクラスで安いし、早いです。

仕上がった服は肌触りがよく、クリーニング独特の匂いもしないと評判が良いです。

②ワードローブトリートメント

高級衣類やデリケート素材の色補正をお願いするなら、ワードローブトリートメントがおすすめです。

すでに日数が経ってしまったものや、色補正が難しいといわれるナイロン・革製品、また絹素材の着物の取り扱いもあります。

料金や期間は見積もり後に決まるため、だいたいこれくらいかかるという情報がありません。

決して料金は安くありませんが、その分高品質で仕上がりも良いと評判です。

特に大事な服はここに出すとよいでしょう。

③キレイナ

高級ダウンやウエディングドレスなどの特殊衣類は、キレイナにお願いしましょう。

料金も細かく分かれており、色補正は3,300円~、色移りが1,980円~、シミ黄ばみが1,320円~となっており、これに衣服のクリーニング料金がプラスされます。

ブランド品だけでなく、ハンドメイド品やノーブランド品なども取り扱っており、幅広い製品の色補正が可能です。

色落ちを防ぐためにできること

ここまで紹介してきた方法で、色落ちを直せたでしょうか?

では、これからは色落ちしないように、普段から気をつけることにしましょう。

私達ができることは以下の5つです。

①蛍光増白剤フリーの洗剤を使う

洗濯洗剤には「蛍光増白剤」という衣類を白く見せるための成分が含まれている物もあります。

しかしこの成分は、色あせの原因になります。

特に色落ちしやすい濃い色の衣類には、中性洗剤を使用してください。

②洗濯ネットを使う

衣類同士が擦れて色落ちしてしまう可能性もあります。

洗濯ネットに入れるか、裏返しにして洗いましょう。

③部屋干しまたは陰干しする

紫外線から服を守るためには最適です。

最近は部屋干し用の洗剤などもありますから、活用しましょう。

④裏返して干す

紫外線は服の表面に当たるので、裏返すだけで色落ちを防ぐことができます。

⑤長時間部屋に放置しない

直射日光だけでなく、照り返しや蛍光灯でも変色や色落ちの原因になります。

早めにしまいましょう。

まとめ

いかがでしたか?

この記事が、これまで衣類の色落ちや色あせをあきらめていた方の助けになれば幸いです。

今回は以上になります。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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