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無水エタノールの使用期限はどれくらい? 開封前と開封後の期限の違いは?保存期間や期限切れについて解説

生活関連

無水エタノール、ご家庭にありますか。

消毒用エタノールならあるけれど、という人のほうが多いかもしれませんね。

この2つの違いはアルコール濃度の違いです。

以前は日常生活で使う機会は多くはなかったのではないでしょうか。

前に買っておいていざ使おうとしたら使用期限切れだった、ということもありがちです。

そんな時、あなたはどうしますか?

未開封でも使用期限が切れているから捨てますか?

開封後であっても、アルコールなら大丈夫そうと思って使い続けますか?

実は開封前でも開封後でも使用期限内に使うことが推奨されています。

アルコールは揮発性ですし、使用期限切れのものを身体の消毒用に使うことは危険ということもあるようです。

今回は、無水エタノールの使用期限について検証しました。

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無水エタノールの保存期間はどれくらいある?

多くの商品の保存期間は3年以内となっているようです。

使用期限も同じように、3年以内に使い切ることが望ましいとされています。

無水エタノールとは、その名前の通り「水が含まれていないエタノール」という意味です。

アルコール濃度は99.5%で、かなりの高濃度です。

濃度の高いエタノールは刺激が強いので、皮膚に直接つけると瞬間的に蒸発してしまうため消毒には向いていません。

消毒には消毒用エタノールを使った方がいいそうです。

無水エタノールを精製水で薄めれば消毒用エタノールが作れます。

掃除に使うだけならば保存期間を気にする必要もないので色々な場所に使える無水エタノールの方が使い勝手はよいかもしれません。

濃度の高いアルコールは3年ぐらい経つと、酸化などによって殺菌や消毒効果が薄れてきます。

水が使えない電気製品の掃除やカビや害虫予防にも使えますので、3年以上経過したものは、掃除専用で使った方がいいでしょう。

処分する必要はありません。

エタノールの保存期間中の注意点

エタノールはアルコールの一種なので、保存期間中の注意点もぜひ知っておいてください。

  • 危険性が高くなるのは、『ふたの閉め忘れ』『ふたがきちんと閉まっていないこと』です。
  • アルコールは揮発性なので、揮発すると殺菌・消毒効果が薄れる。
  • アルコール濃度が高いことから、揮発した蒸気を吸い込んでしまうと頭痛やめまいなどの症状を引き起こすことがある。
  • 揮発した蒸気が空気中に漂っていると、火や静電気に触れる可能性あり。
    これは引火や爆発などを引き起こす危険性がある。

保存期間の確認も大切ですが、保存中の状態も大切です。

こちらもしっかり確認しておきましょう。

無水エタノールの開封後の使用期限は? 保存方法もご紹介!濃度

一般的に市販されている無水エタノールは未開封であっても開封後でも使用期限は3年ぐらいです。

ほぼ無水であるのでカビが生えたり腐ったりすることなく、3年ぐらいは使うことができます。

開封した後に別の容器などに入れ替えている場合は、条件次第では数週間程度しかもたないようです。

市販の無水エタノールは大きめのボトルに入っているので、詰め替えをしたくなりますよね。

でも質を保つという意味では詰め替えはしない方がいいようです。

開封後でも適切に保存されていれば、使用期限が多少過ぎても基本的な効果は残っているので掃除などに使うとよいでしょう。

ただし人の皮膚に使うことは避けた方が無難です。

いくつかのメーカーでも開封後に使用期限が来たら人体には使わないように推奨しているようです。

使用期限直後で迷ったら、ラベルに書いてある連絡先に電話して相談するのも一つの方法です。

では、適切な保存方法とはどんな方法なのでしょうか。

密閉できる容器で保管

無水エタノールは水分を含まない分、カビが生えたり腐ったりはしません。

3年ぐらい使えるのはそのためです。

ふたが締まっていなかったり、緩くなっていて揮発していたら効果は薄くなってしまいます。

空気に触れることで中に雑菌などが入ってしまう可能性があります。

しっかり密閉できる容器で保管することが大事です。

  • 未開封の場合は涼しい場所に保管
  • 開封後は室温で保管
  • 湿度の高いところに置かない

「日本薬局方」という薬品の性質などを規定した公定書があります。

そこには細かく温度設定が定められています。

  • 標準温度:20度
  • 常温:15~25度
  • 室温:1~30度
  • 微温:30~40度

涼しい場所が何度なのかは明確にされていません。

室温の範囲でさらに涼しいと感じる場所、と考えればよいかと思います。

湿度についてもはっきりとした数字では規定されていません。

高温多湿にならない、暗くて温度が低めの場所に保管するのがよいと思われます。

冷蔵庫に入れる必要性はなさそうです。

直射日光を避ける

直射日光が当たると温度が上がってしまいますので、危険性が高くなります。

同じように絶対にやってはいけないことがあります。

炎天下で車内に放置しておくことです。

炎天下の車内は50~60度ぐらいまで温度が上がります。

とても危険な行為なので、買ってきたらすぐに家の中に入れましょう。

火の近くや子供の手の届くところに置かない

火の近くや子供の手の届くところには置かない、というのは基本的な条件です。

アルコール濃度が高いことを忘れないでください。

無水エタノールの開封前の消費期限は?

無水エタノールはその性質上、開封前も開封後も約3年ほどです。

それ以降は皮膚などに直接使うことは禁止しているメーカーがほとんどです。

開封前であっても、3年以内に使い切ることを前提としているようです。

未開封の場合、空気に触れていないので揮発はしていません。

保存状態が良ければ品質や効果がかなり落ちているという可能性も低いので、通常使いをしても問題はないかもしれません。

多少消費期限が経過してしまっていても、使える可能性ということであれば高いのではないでしょうか。

消費期限が過ぎてから開封して使い始めた場合、その時点から劣化することも十分考えられるそうです。

なので、メーカーとしては新しいものを買った方が良い、ということらしいです。

理論的には使用可能と思われても、やはり自己責任の範囲で使ってくださいということになります。

迷ったらメーカーに電話して直接質問してみるのもいいと思います。

まとめ

無水エタノールについてまとめました。

保存状態が良ければ、あまり使用期限を気にしなくてもよさそうです。

経年劣化で酸化してしまっていることも考えられるので、人体に使うことはやめておいた方が無難でしょう。

無水エタノールと精製水で消毒液を作ることもできます。

この場合、一般人がする保存方法ということを考えると、長期間もつとは考えにくいです。

容器に移すことでほこりやごみ、雑菌などが混じってしまうかもしれません。

空気に触れることで揮発してしまうと効果が薄れてしまいます。

この場合の目安として、数週間程度で早めに使い切りましょう。

無水エタノールは水が使えない電気製品の掃除に使えます。

他にも水や油に溶けやすい性質を持っているので、キッチンや油性ペンなどの汚れ落としに使えます。

エッセンシャルオイルを入れたディフューザーの掃除にもこの無水エタノールが活躍してくれます。

シール跡のベタベタしたところにも使えますし、水回りのカビ対策としても有効です。

無水エタノールはすぐに揮発してしまうため跡が残らず、窓ガラスなどの拭き掃除にも適しています。

人の体にも使えますが原液のままではすぐに揮発してしまうため、消毒効果はありません。

その点、掃除のための洗剤として使う方が、色々と便利かもしれませんね。

消費期限が過ぎていたら、どんどん掃除に使っていきましょう。

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