かすみ草の挿し木をする時期として適しているのは4月〜5月、または9月から10月です。
気温は20℃くらいの人間にとっても過ごしやすい時期ですね。
今回は、
- かすみ草を挿し木する時期や温度
- かすみ草の切り花を挿し木する方法
- かすみ草の花束で挿し木をする事はできるのか?
この3つの項目に分けて、かすみ草の挿し木を成功させるための方法を解説していきたいと思います!
なお、かすみ草を枯れさせたくない人は、造花を使うのがおすすめです。
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かすみ草の挿し木に挑戦してみたいけどどうやってすれば成功できるのかわからない時に参考になると思います。
かすみ草を挿し木する時期や温度
冒頭でもお話ししましたが、かすみ草の挿し木をするのに適している時期は以下の通りです。
- 春:4月〜5月
- 秋:9月〜10月
ちょうど20℃くらいの寒くもなく暑くも無い、人間も過ごしやすい時期ですね。
挿し木を成功させるためには、この時期と気温が重要なポイントとなってきます。
なぜ重要なのかについてもう少し詳しく説明していきます。
植物の種類によってそれぞれ成長しやすい時期や気温があります。
成長しやすい時期は植物が頑張って生き残ろうとして、成長するパワーが強い状態になります。
挿し木は根っこがまだありませんので弱い状態ですが、成長するパワーが強い時期なら「何とか生き残ろう!!」と頑張って根を生やしてくれます。
植物ってたくましいなと感心してしまいます。
それはともかく、植物はこの強いパワーがある時だけ枝から根を生やしてくれるので時期と気温は挿し木をするときの重要ポイントといわれています。
かすみ草の場合は気温20℃くらいが一番成長力の高い時期になりますので、春と秋、年に2回チャンスがあるという事になります。
「6月とか10月でも20℃くらいの日あるけど、それではだめなの?」と思うかもしれませんが、挿し木をして根が生えてくるまで大体1か月かります。
そこから土に飢えてから定着するのにもう少し時間がかかりますので、20℃くらいの気温が長く続く4月~5月と9月~10月という事になります。
かすみ草は割と長い期間花を咲かせてくれる品種なので勘違いしてしまいそうですが、
挿し木をする時期は意外と限られているので注意して下さいね。
かすみ草の切り花を挿し木する方法
かすみ草の切り花を使って挿し木をする場合は、花の部分を切り取って根元の方の葉っぱが残っている所を使って挿し木します。
基本的に挿し木は新芽を使うのが基本になりますので、花が付いて伸びている切り花を使う場合は成功率は下がります。
花が先に数個ついている程度のあまり長く伸びていない若い枝であれば成功率は少し上がってくるかと思います。
それでもやはり厳しいと思うので切り花で挿し木を成功させるためには根が出るのを助けてくれるアイテムを使う事をおすすめします!
もう詳しく説明していきますね。
切り花で挿し木をする場合は、3つのポイントを確認して挿し木に向いているか判断して下さい。
- 新鮮で根元の方から切り取られているか
- 葉っぱが残っているか
- あまり長く成長していないか
挿し木に使うのは根元から5センチ程度の部分です。
花の部分は使わないので家に飾って楽しんで下さいね。
土に挿し木をする前に、水や栄養素の吸収を助けてくる液体タイプの『植物活量剤』にさしておきましょう。
メネデールという商品が有名で口コミも高いのでおすすめです。
メネデールの場合は水で100倍に薄めて使い捨てコップなどに入れて、そこに挿し木を入れ、2〜3時間ほど吸わせておきます。
しっかり吸わせたら、土に刺す前に粉末状の『発根促進剤』を切り口に付けて土にさしていきます。
発根促進剤として有名なのがルートンという商品です。
土に刺す切り口の方を直接ルートンにさすように入れて粉を付けて下さい。
ダマなって切り口を塞いでしまうと水の吸い上げがうまくいかないようになります。
沢山つけばいいという訳ではありませんので、切り口にうっすらつくように振り落としてくださいね。
挿し木を育てる土は水はけのいいものが向いています。
自作する場合は赤玉土とパーライトを混ぜて作りますが切り花の場合は成功率が低いので挿し木専用の土を使う方がおすすめです。
挿し木専用の土には栄養剤が混ぜ込まれているので、根が出てきやすいようにサポートしてくれますよ!
挿し木が自立する深さまでゆっくりと土にさして、上から優しく手で押さえて固定させましょう。
乱暴にすると先程つけた発根促進剤が取れてしまうので、あらかじめ枝が通るくらいの穴を開けてさす方がいいと思います。
固定できたら、水をたっぷりとあげます。
この時先ほど挿し木に吸わせた液体の『植物活力剤』を根元にかけるといいですよ。
その後約1ヶ月間、根が出るまでは日陰で管理します。
水やりはこまめにして、常に土が乾かないようにしましょう。
根が生えていない挿し木の状態は水を吸収する力が弱いので常に土に水が含まれている状態を保つようにして下さい。
根が生えてきたら、鉢や庭に植え替えます。
肥料を混ぜた土に植えて日向で育てましょう!
新しい葉っぱが出てきたら根付いた証拠です。
根元を優しく少し引っ張ると抵抗があると思います。
あまり強く引っ張るとせっかく生えた根がちぎれますので植え替えの時は周りの土から優しく掘り起こしましょう!
切り花の場合は新芽を挿し木する時より成功率が低いので、『植物活量剤』や『発根促進剤』、『挿し木専用土』などの挿し木用の便利なアイテムを使うことを強くおすすめします!
一般的に切り花での挿し木は無理と言われていますが、実際成功した人もいるみたいなので「根が生えてきたらラッキー」くらいの気持ちで挑戦してみて下さいね。
切り花でも、あまり長く成長していない若めの物で、切ってから時間が経っていない新鮮な枝であれば成功率は上がります。
近所でガーデニングが趣味の、かすみ草を育てている人がいたら何本か貰えないか聞いてみるのもいいですね!
その日に収穫された新鮮な切り花を売っている花屋であれば新鮮な切り花が手に入る事もあるみたいなのでチェックしてみるのもいいかもしれません。
かすみ草の花束で挿し木はできるのか?
かすみ草の花束を貰った、もしくは買った場合、それで挿し木はできるかどうかですが、この場合は残念ながらあきらめた方がよさそうです。
花束にする時は、不要な葉っぱを切り落とし、長さを揃えて束ねやすいように処理されています。
挿し木に適している部位は根っこに近い葉っぱが生えている所ですが花束にする場合はこの部分はほとんど切り落とされています。
しかも、お店に置かれている花は、切り取ってから時間が経っている場合がほとんどですのである程度弱っています。
この状態ではいくら挿し木専用のアイテムを使っても残念ながら根は生えてきません。
残念ですが挿し木はあきらめて、家にきれいに飾って楽しみましょう。
まとめ
ここまでかすみ草の挿し木に向いている時期や温度、方法など解説してきました。
少し長くなってしまったので、内容を簡単にまとめます。
- 挿し木に適しているのは【春】4月〜5月、【秋】9月〜10月で20℃くらいの暑くもなく寒くもない時期です。
- 切り花を挿し木する場合は、なるべく切り立ての新鮮な根元の葉っぱが残っている枝を選んで、花の部分は切り落として使いましょう。
- 切り花で挿し木を成功させるためには『植物活量剤』や『発根促進剤』、『挿し木専用の土』等挿し木用のアイテムを使った方がいいと思います。
- 根が生えるまでは、日陰で土が乾かないように水やりをこまめにするようにしましょう。
- 花束になっている場合は、残念ながら根は生えてきませんので挿し木をするのはあきらめて、飾って楽しみましょう。
挿し木は新芽を使うのが基本ですが、切り花でも新鮮な状態であればうまくいけば根が生えます。
切り花を花瓶に入れて飾る場合は根元の部分と葉っぱは切って捨ててしまうと思います。
その部分を使って挿し木が成功すれば、長くかすみ草を楽しむ事ができますよ。
なお、かすみ草を枯れさせたくない人は、造花を使うのがおすすめです。
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ちょうど挿し木に適した時期にかすみ草が手に入った時は一度挑戦してみて下さいね!
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