秋口になるとたくさん実をつける柿の木についてですが、柿の木っていったいいつまで実がなるの?という疑問について解説をしていきます。
そのうえで、植木職人さんの意見とインターネットの意見を合わせて解説をさせていただきます。
植木職人さんはこのような意見から柿の木は長寿であるという方向で説明させていただき、インターネットの意見についてもできる限り根拠を解説したうえで寿命というものを解説していきます。
なお、肥料のやり方のほか、剪定の時期についても植木職人さんの意見とインターネットによる意見の両方を合わせて解説していきます。
できる限り両者の意見については根拠となる情報を提示して柿の木の育て方についても解説をしていきます。
柿の木の実がならないのはなぜ?寿命は何年?
柿の木の実がならないのはなぜか?ですが、このケースにおいて重要になるのは柿の実がなるかならないかという以下の条件になります。
園芸種は植木職人さんの意見とインターネットの意見では、おおよそ寿命は80年くらいという声があり、もって100年も持てば御の字であるといわれていてあまり長生きではありません。
これは、おいしく食するために作り上げられた品種になるため、柿の木の寿命は短く、おいしさが売りになった品種になるため、どうしても寿命が短くなるのです。
よって、樹齢80年ともなるとすでにやせ細っており、おそらく実をつけるだけの体力はすでに失われています。
一方、野生種という品種の柿の木は、ものすごく長寿でその理由は品種改良されていない品種になるため、生きることを優先し次の世代にできるだけ実を残すという方向性にある植物であるため、長寿になります。
なお、野生種を入手するというのは農家の方などでは入手しないと植木職人さん拝見していて、その理由というのがおいしくない実であるため、柿の木の寿命を延ばす手法として接ぎ木という野生種と品種改良されたおいしい柿の木を合体させて延命をさせる場合にあえて野生の柿の木を持ってきて野生の柿の木に栄養を吸収させ、接ぎ木の品種改良種に栄養を与えるという荒業で対応しない限り品種改良された柿の木は長生きできないと言われています。
よって柿の木が7年か8年で成長している場合実はなるはずで、身がならないというのは、おそらくですが、柿の木自体に寿命が来ていてもうすでにすべての接合部分は栄養を受け取るだけの余力がないと思われます。
こうなりますと、柿の木は空洞化が進んでしまうこともあるらしく、空洞化が進みますと残念ながら立っている状態がやっとになるため、伐採という形で役目を終えてもらうしか対応策はないと思われます。
なお、柿の木は、寿命を終えても枝は伸びようとしますので内部が空洞化していてもある程度成長し続けるのですが、実だけがならなくなるので枝を切り取り、接ぎ木して次の世代に大きく成長できるようにするかを考えるとよいです。
柿の木の肥料のやり方!おすすめの肥料は?
柿の木の肥料ですが、おすすめの肥料は柿の実を甘くする場合、油粕の肥料がおすすめです。
その理由はリン酸とカリウムという物質が柿の実を甘くするという情報がインターネットで見られ、おすすめの肥料は油粕であるとしています。
そして、土づくりが重要で、土は腐葉土というミネラルを多く含んだ土で固めていくという方法で影響をたっぷりと与えるというのが望ましいという意見がインターネットの意見です。
一方、植木職人さんの意見はというと、腐葉土を与えるのは、苗木の時だけで成長してくると土を入れ替えるよりも害虫対策をしないと大惨事になるため、土に栄養を与えるよりも虫が寄り付かないようにしないときに虫が付着し、内部から倒壊するという意見があります。
植木職人さんの意見は石灰硫黄合剤などを実ができない冬の間にまいてから害虫が寄り付かないようにしてから、栄養となる腐葉土を今度は春先に与えて栄養を与えて様子を見ていくという方法がおすすめであるとしています。
なお、野生種の柿の木の場合、栄養を与えてしまうと柿の実が急激な栄養供給により奇形主というものが生まれてしまう原因になるケースもあるらしく、野生の柿の場合、虫だけが寄り付かないように気を付けて成長をしていく様子を見ていくというのが良いという意見が植木職人さんの意見の中にはあり、野生種をあえて植えているケースについてはどうやら、品種改良用の栄養を吸い取るだけの土台として野生種を使うことで接合する本来の品種改良種に栄養を強制的に与えるためだけに飼育している農家もあるとのことです。
腐葉土を与えて成長させていき、十分に実がなるようになれば今度は病気対策をしていくことが重要で石灰硫黄合剤を柿の実がならない冬に与えて冬が終わると再度腐葉土を与えつつ油粕を与えて柿の実が甘くなるようにするというのが柿の木の肥料のやり方です。
柿の木の剪定の時期はいつ頃がいいの?
柿の木の剪定ですが、時期については柿の木に花が咲く5月あたりに剪定を行いまずはつぼみを減らします。
そこから、7月あたりに今度は柿の実を減らしていくというのが剪定になり、この時、発育が悪い柿の実や形がいびつであるものを排除するという方法で剪定を行うのが望ましいとインターネットでは情報が記載されています。
一方、植木職人さんの意見の場合、柿の剪定はつぼみの剪定はスルーして実の剪定のみに注力すべきという意見があり、その理由は、つぼみを減らしすぎるとまれに柿の木はストレスつぼみを減らされたが原因なのか実が少なくなってしまうという問題が起きるらしく、本来、たくさんなるはずである実がなぜか実らないという状況に陥るため、実がついてきた状態で実の出来が悪いものを減らしたほうが柿の木はおいしい実をつけたうえで丸々と成長するという意見があります。
なお、剪定してから、次に収穫になりますが、収穫が以外にも難しいと言われています。
その理由は植えた柿の木の種類によっては、成熟した状況の柿の実が出来上がるまでの時間にずれがあるため、秋口よりもむしろ冬に近い時期が成熟期の柿もあったりするため、タイミングを計って柿を収穫しなければならず、かなりタイミングがシビアであるという意見があります。
剪定の時期について考えることも重要なんですが、次のタイミングである収穫のタイミングを計ることもかなり重要で、タイミングがずれると、柿はぶよぶよになってしまっていたり、渋すぎたりと難しく、園芸用や果物用の柿の場合、品種によってタイミングが大きく異なるため、絶対に購入した柿の品種を覚えておいて、いつ頃収穫すべく商品だったかを知っておくことが重要でカレンダーに収穫日になりえる時期を記載しておくことをお勧めします。
まとめ
柿の木については、インターネット上の情報と、植木職人さんでは若干意見が異なってまして、その理由というのが植木という観点から植物に長生きしてほしいと考えていて植物を延命させていこうという考えがあるかなどが関係しています。
なので、植木職人さんなどは、延命というケースについては接ぎ木という方法で古い樹木と新しい樹木を合体させて延命させることもあります。
そのうえで、柿の木の寿命は、野生種でない限り、400年もの寿命を持たず、おいしく食べることを目的とした園芸用や食用の柿の木はおおよそ100年も持てば十分すぎる長生きした樹木という形になります。
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