界面活性剤が40%以上の洗剤が危険であるかどうかについて解説をしていきます。
なお、界面活性剤ですが、肌に触れるという観点から言わせて頂きますと安全であるといえ、50パーセントを超えた物であっても肌あれという現象こそ起きますが、大きな事故になるというリスクはありません。
しかし界面活性剤は、実はたったの10パーセントの洗剤をおおよそ、25ミリから250ミリ誤飲した場合でも死亡するリスクがあります。
間違って飲んでしまったという場合において危険であると定め、解説をしていきますので、誤飲しないという場合においてどのようなデメリットを生み出すかを解説していきますのでご理解いただきたいです。
界面活性剤入りの洗剤は通常何パーセント?
台所で使用する界面活性剤入りの洗剤の場合、通常は、40パーセントまでが限界の値としています。
この値を超えた場合、使い過ぎとなり食品衛生上好ましくない値として処理されます。
よって、口に入る物を洗うという場合、界面活性剤は、40パーセントまでが限度で、かつ薄めて使用するのが条件で、40パーセントの値の界面活性剤を使用することが許されます。
なので、界面活性剤入りの洗剤を作るメーカーでは、飲食物を洗うものは40パーセントまでが限度で、50パーセントを超える界面活性剤が配合されるものは、衣類用の洗剤が50%を超えた界面活性剤を含みます。
では次に水で薄めて使用する界面活性剤が効果を示す値はいくつぐらいであるかですが、これは20パーセントの界面活性剤の量が水で薄めても有効に働くという値になります。
水で薄めて使用する台所用の液体洗剤の界面活性剤のパーセンテージは、20から40パーセントまでが適量という扱いになります。
これに対して、大量の水を使用して界面活性剤を薄める洗濯用の界面活性剤入りの洗剤は、50パーセントからが適正な最低量になりこれ以上の界面活性剤が洗剤に含まれていても良しとしています。
まとめますと、界面活性剤入りの洗剤は、低い物であれば20パーセントから始まり、40パーセントまで、50パーセントを超えた場合、それは衣服用の洗剤という扱いになるので、素手で触ることもあまり望ましくなく手が即座に荒れる洗剤となります。
界面活性剤は何パーセントから高いと言える?
界面活性剤は、20パーセントが最低ラインでこの値を超えると手が荒れやすくなるので手荒れを引き起こすということを最優先にいけないことであると定めた場合、20パーセントを超えればもうパーセンテージは高いといえます。
逆に手荒れはどうでもよく、汚れが落ちないということのほうがダメであると定めた場合、40パーセントまでであれば、高いと言わず、40を超えると食品用の洗剤としては高すぎる界面活性剤の分量だといえます。
なお、この界面活性剤入りの洗剤は、直接口に放り込むというような暴挙に出ない限り40%でも一応水で薄めれば安全なので手荒れが起きる可能性こそありますが、安全です。
逆に本当にそのまま口に放り込んだ場合、たったの10パーセントの界面活性剤を口にして0.25リットルもの界面活性剤を飲めば死んでしまいます。
ということは、台所用の洗剤で40パーセントの物であれば4倍のパワーになるので、飲み込んだら危険になる量も4倍分の界面活性剤の量になりますので、0.1ミリリットルとかなり少量で危険域になります。
よって、飲み込まない、ということを前提であれば界面活性剤は、40パーセントまでであれば人体に手荒れという影響こそ出ますが安全で、飲み込んでしまう可能性があるという場合、10パーセントでも界面活性剤の量は多いといえます。
普通に使用する場合で、手袋を着用して台所の洗剤を扱うのであれば、40パーセント以上でも安全ですから、安全上の注意さえ見極めて洗剤を薄めて使用すれば、何パーセントでも飲み込まない限り安全です。
界面活性剤が多い洗剤のメリットとデメリットを知っておこう
界面活性剤の多い洗剤のメリットは油を浮かせたり、汚れを浮かせて且つ、分離させるパワーが強いです。
界面活性剤の配合率のパーセンテージが増えれば増えるほど油を分離させるパワーと汚れを浮かせるパワーが強くなり、かつ汚れと油を分離させることも強くなるので油汚れが落としやすくなるという恩恵を受けることができます。
反面に、界面活性剤が増えると、人間の手の油を分化する点、致死量となる飲み込んでも安全であるという容量が少なくなる点が問題で、仮に100パーセント界面活性剤入りの製品があった場合、少し手に触れたものをなめただけで致死量となるほど毒素を持つ点がデメリットとなります。
しかしながら、界面活性剤に限らず、洗剤自体には界面活性剤以外にも毒を持つ成分が入っているので、界面活性剤入りの洗剤が危険であると言われるのは間違いで、界面活性剤はあくまで飲み込んだら危ないけど、洗剤自体の配合物は界面活性剤以外にもあり、それらを飲み込めば危ないのでどっちにしろ、洗剤は合成洗剤という潜在であれば危険な化学薬品になります。
よって安全性を重視するなら、自然由来成分による潜在になるんですが、自然由来ですと汚れを落とすパワーも小さくなり、油と汚れを分けて切り離すパワーも弱いです。
だから、界面活性剤入りの洗剤を使用するわけで、界面活性剤は扱い方を間違えない限りメリットだけを引き出すことも可能で、要は手袋をはめてしまえば、通常のパーセンテージである台所用の洗剤でも安全に使用できかつ界面活性剤は水で洗い流すことも容易なので汚れ落としとしてはふさわしい物質です。
まとめ
界面活性剤が危ないと言われるのは致死量が割と少量で致死に至る点です。
なので、子供が飲み込むと危ないというのがこのタイプの洗剤になりますが、利点も多く、かつデメリットの対処も簡単にできるので手袋をはめて界面活性剤入りの洗剤を扱うことや、絶対に口に入れないことを守れば安全な洗剤の主成分になるのです。
なお、界面活性剤の致死量は、10パーセントの界面活性剤であれば、0.25リットルを飲めば致死量になります。
そのうえで、20パーセントを超える界面活性剤でない限り、個人差はありますが、即座に手荒れに発展することはないでしょう。
ただ、界面活性剤は、10%だろうと個人差によって手が荒れるので、手袋を着用して、きちんと洗い流すことが重要で、これが不十分だと10パーセントの界面活性剤でも中毒という形で死亡するので本当に注意しましょう。
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